妊娠4ヶ月!ママの過ごし方やチェックポイントについて

妊娠4ヶ月のママの様子、パパへのメッセージ、やるべきこと 妊娠・出産
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この記事のポイント

  • 特に妊娠初期に気をつけたい、食べていいものと食べてはいけないもの
  • 歯やお口の健康とお腹の赤ちゃんへの影響

妊娠4ヶ月のママ・パパの声

つわりが落ち着いてきて食事がおいしく感じられるようになった反面、体重の増加がちょっと気になります。

妻のお腹が少しずつ膨らんできました。胎動を感じることもあって、父親としての実感がわきます。

お腹が目立つようになってきました。主人と一緒にお腹の赤ちゃんが動いているのを感じられた時は、すごく幸せな気分です。

この時期の赤ちゃんについて

この頃の赤ちゃんは、おおよそ身長15cm、体重は100gでレモン1個分くらいの重さです。

4ヶ月の後半、妊娠14〜15週くらいで胎盤が完成します。

お腹の赤ちゃんは筋肉や骨が発達してきて、皮膚が分厚くしっかりしてきて、さらには産毛も生え始める頃です。

お腹の羊水の中でプカプカしたり、クルンと回ったり、動きも活発になります。
ママからたくさん栄養をもらって、ますます大きくなっています。

ママの様子

この頃の子宮の大きさは、大きめのリンゴぐらいにまで大きくなって、お腹の見た目もふっくらとしてきます。

妊娠前から着ていた服でもまだ着ることができますが、ウエストがきつめのパンツなどでお腹を締め付けないよう、ゆったりめの服装を心がけるといいでしょう。

ほとんどの方がつわりが治まってきて、ホッとする時期です。

体調が安定してきて食欲が回復してきますが、食べ過ぎには注意が必要です。

妊娠するとホルモンバランスが変わりやすく、腸の働きが悪くなって便秘になりやすい状態に。

数日便が出なくなり、便秘がひどくなると子宮が張りやすくなります。

つわりがおさまって、好きなものを食べたい気持ちもあると思いますが、便秘にならないように運動やストレッチ、栄養バランスを考えた食事を心がけて、便秘を予防・解消するようにしましょう。

パパへ

ママのつわりが少し落ち着いてきて、体調が整ってくる時期です。

しかし、とは言っても妊娠中のママの体調はジェットコースターのよう。

体調にいつ変化があってもおかしくない状態は続いています。

ママのことをいつでもサポートできるよう、パパの職場やお知り合いなど、周りの方に妊娠の報告をしておくと安心です。

普段は何も言わないママも、妊娠中にパパが気を遣ってくれると嬉しいですし、頼りになります。

ママとのコミュニケーションを心がけて、励ましたり、話を聞いてあげてください。

また、妊娠や出産に関する情報を調べたり、出産に向けて色々な話をすると、パパの印象はグッとよくなります。

妊娠4ヶ月のチェックポイント


母子健康手帳を見てみましょう。名前や住所などの必要な情報を書き込み、どんなことが記載されているか、時間のある時に確認してみましょう。

歯科健診を受けましょう。
妊娠すると、つわりで歯磨きがおろそかになるなどが原因で虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

特に歯周病にかかっている妊婦さんは、切迫早産や低体重のリスクが高くなるという報告がありますので、注意が必要です。

自治体によって、マタニティ歯科検診の補助券がもらえる場合があります。
産婦人科や自治体によってデンタル教室を開催しているところもあるので、ぜひ参加してみましょう。

また、赤ちゃんが生まれた後、赤ちゃんへの虫歯や歯周病の感染を防ぐために、一緒に過ごす家族全員の歯科健診をおすすめします。

生モノは細菌感染による胎児への影響が考えられるので、食べるのをやめましょう。
例:ローストビーフ・ユッケ・生ハム・スモークサーモンなどの生肉や刺身、 無殺菌のチーズなど

以下の食材は、食べ過ぎるとお腹の赤ちゃんに悪影響なものがあり、注意が必要なため、チェックしておきましょう。

CHECK
  • うなぎ:胎児の発育に影響のある水銀を含んでいる可能性があり、妊娠中は摂取しすぎないことが大切です。
    うなぎを一口食べたことでパニックになる必要はありませんが、日本の健康増進法では、妊婦が1週間に摂取する魚の量を150グラムまでとしています。
  • レバー:レバーはビタミンAの含有量が多く、過剰なビタミンA摂取は胎児の脳や神経、心臓の発育に影響を及ぼす可能性があります。
    厚生労働省の食事摂取基準では、妊娠中のビタミンAの推奨摂取量を約800μg(マイクログラム)/日としています。
    鶏レバーだと1日約5グラムと、一切れ分くらいが目安です。
  • まぐろ:うなぎと同様、水銀の含む魚ですが、種類によって摂取量が異なります。
    クロマグロ、メバチマグロは1週間に1回80グラム、おおよそ1切れまで。
    ミナミマグロ、マカジキなどは週2回までで80グラムが摂取の目安です。
  • 金目鯛:金目鯛にはシガテラ毒という毒を持つことがあります。
    胎児への影響として、成長の自体の遅れだけでなく、脳や神経の発達、神経発達への悪影響、早産や流産のリスクが増加するといわれています。
    また金目鯛には水銀も含まれており、1週間に1回、80グラムまでと摂取量が推奨されています。
  • ひじき:ひじきに含まれるヨウ素は、食べ過ぎると胎児の甲状腺機能に影響を及ぼす可能性があります。
    乾燥ひじきであれば5グラム、小鉢1杯を週2回くらいまでに抑えましょう。

気を付けること

食べてもよい食材や摂取目安

生肉やナチュラルチーズなどの食べること自体がよくない食べ物や、レバーやひじきなど、食べてもよいけれども摂取量の目安が決められている食べ物を確認しておきましょう。

歯やお口の健康

歯周病のある妊婦は、早産や低出生体重児(赤ちゃんが小さく産まれてくること)のリスクが、そうでない妊婦に比べて約2.8倍以上あることが分かっています。

日本人の2~3人に1人は歯周病だといわれていますが、妊娠している女性はつわりや妊娠中の体調不良で歯磨きがおろそかになりがちのため、より歯周病になりやすいと言えます。
自分は大丈夫と思っていても、歯医者さんで診断されて歯周病だと知ったという声もあります。
歯周病になっても、日々のケアで改善することが可能ですので、早めの受診をおすすめします。

運動について

妊娠3ヶ月の時と同様、ウォーキングや水中エクササイズ、ヨガ、ストレッチなどの軽めの有酸素運動を心がけましょう。

ただし、普段からお腹が張りやすいなどで医師から運動をしないように言われている場合や、体調がよくない時には無理せずに休みましょう。

こんな時は病院に!受診の目安

トキソプラズマに感染した可能性がある時

妊娠中にトキソプラズマにかかってしまった場合、アビディティ検査で感染時期を特定した後、母子感染を予防するための薬で治療することが可能です。
動物の糞を触ってしまった、生肉を食べて体調を崩したなどで不安な場合は、かかりつけの産婦人科に相談・受診してみましょう。

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