この記事のポイント
妊娠8ヶ月のママ・パパの声

妻の足のむくみがひどく、辛そうにしているので、レッグマッサージャーをプレゼント。喜んでくれたみたいで、毎日使ってくれています。

仕事が辛くなってきたので、産休を取得して家でゆっくり過ごしています。仕事のストレスから解放されて、体調もよくなりました。

妊娠線ができてしまって、ショック・・・。毎日保湿クリームをかかさず塗るようになりました。
この時期の赤ちゃんについて
この頃の赤ちゃんは、おおよそ身長43cm、体重1800グラムと、牛乳パック2本分くらいの重さです。
大きくなってきたことで、羊水ノ中でクルクル回るのが少し難しくなってきます。
体は赤ちゃんらしく丸くなってきて、動きはより一層力強くなってきます。
もし早く生まれてきてしまっても、適切な治療で赤ちゃんは育つことが可能です。
ママの様子
赤ちゃんの成長に伴って、ママも体重がドンと増えやすいこの頃。
お腹の成長と共に妊娠線ができやすいので、保湿クリームを塗って妊娠線ケアをしましょう。
この頃になると、子宮が下大静脈を圧迫して全身の血流が悪くなり、手や足がむくみやすくなっ たり、静脈瘤ができやすくなります。
また、仰向けに寝ると子宮によって下大静脈が圧迫されやすくなり、低血圧や悪心、嘔吐、冷や汗、顔面蒼白などが起こる仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)にも注意が必要です。
仰向けに寝て気分が悪くなるようであれば、左を下にした横向き寝をするといいでしょう。
下大静脈や身体の右にある肝臓が圧迫されず、お腹の赤ちゃんや子宮にも血液が行き届きやすくなり、ママも楽に寝られるでしょう。
それ以外にも、この時期には足がつりやすくなるため、こむら返り予防のためのストレッチやマッサージをしましょう。
パパへ
お腹が大きくなると背中や腰の関節や筋肉に負担がかかり、痛みが出やすくなります。
腰や背中をマッサージをしたり、夫婦二人でストレッチをしてママの体調を整える機会をつくってみてください。
生まれてくる赤ちゃんを迎えるために、チャイルドシートやベビーカーなど、必要なものを揃えて準備を始めましょう。
時間を作って、夫婦一緒に赤ちゃんの名前を考えるのもいいですね。
妊娠8ヶ月のチェックポイント
気を付けること
お腹が張りやすい行動
長時間立ち仕事や家事をすると、お腹が張りやすくなります。無理はせず、辛い時は家族に助けを求めましょう。
あおむけ寝はなるべく避ける
あおむけに寝ると、子宮が下大静脈を圧迫して全身の血流が悪くなり、気分が悪くなることがあります。なるべく横向きに、できれば身体の左を下にして横になりましょう。
足のむくみ
下大静脈の圧迫などにより、足がむくみやすくなります。むくみがひどい時は足を高くして寝たり、足首を動かすなどして対処しましょう。
両足がむくんでいて、身体の左を下にして寝転んで休めば軽減するむくみは正常とされています。
運動について
足のむくみ予防のために、気が向いた時にかかと上げ運動を取り入れてみてください。ふくらはぎの筋肉を動かすことで足に滞っていた血液を全身に送り、むくみの改善が期待できます。
机や壁に手を添えてバランスを崩さないように立ち、両足一緒にかかと上げ運動を20回〜、無理のない範囲で行いましょう。
寝転びながら足首を上下に動かしてもOK!体調に合わせて行ってみてください。
こんな時は病院に!受診の目安
全身むくんで体重が増える
足だけがむくむことはよくありますが、手足や顔がむくみ、体重が増えている時には「妊娠高血圧腎症(にんしんこうけつあつじんしょう)」という病気になっている可能性があります。
放置するとママの内臓の働きが悪くなったり、胎児にも影響が及びますので、すぐに受診することをおすすめします。
また、以下のような場合もかかりつけ医に相談されることをおすすめします。